秋保石 石蔵(国分町三丁目 旧・吉岡酒造店) 【大正三年建造】
宮城県仙台市青葉区国分町3丁目9-30
※現在一時的に賃貸を中止しています。(東日本大震災の被害で内壁の漆喰が浮き上がったため。)
今後に関しては最新情報をこちらでお伝えしていきます。
■建物の特徴
旧奥州街道の往時の賑わいを記憶する石蔵は、旧・吉岡(屋)酒造店の敷地内に大正期に建造された数棟のうち最後の一棟。素材として当時流行した自然石である地場・仙台市太白区秋保産の凝灰岩「秋保石」を積み上げている。デザインは大正モダンの和洋折衷様式で、北面ファサードに重厚なアーチと角型の2つの開口部を並べている。開口部屋根の軒支えと雨樋受けの鉄製金具に、同店銘柄「清酒志ら梅」の梅の花弁の輪郭を象った意匠が看て取れる。昭和20年の仙台大空襲では降ってきた焼夷弾が瓦屋根を突き抜け内部の収蔵品すべてを灰燼に帰した。酒造時代には「志ら梅醸造場」用の米蔵、小売時代には商品倉庫として利用された。小売店舗は平成22年10月を以て閉店した。
■エリアの特徴
界隈は仙台きってのカルチャー・ゾーン。勾当台公園・市民広場・定禅寺通・せんだいメディアテークがあり、魅力的なカフェやレストラン、飲食店が点在し、年間を通じてさまざまな祭・イヴェント・式典等が催される。
周辺には、仙台市役所庁舎、宮城県庁舎の他、各官公庁が居並び、大手ゼネコン支店も集中している。
宮城県仙台市青葉区本町1丁目2-6
第二志ら梅ビル6F
平日09:00~18:00
※土曜日は隔週
日曜、祝日、お盆、大晦日、正月3ヶ日